西日本最大規模の業務用“食”の総合見本市「FABEX関西2024」が16日、開幕した。18日まで。会場はインテックス大阪1、2号館で、関西・西日本マーケットで販路拡大を図るビジネスマッチングを創出し、食品産業活性化への貢献を目指す。今回、12回目を迎え、367社が520小間を形成。4万人の来場者を見込む。主催は日本食糧新聞社と協同組合全日本洋菓子工業会(関西デザート・スイーツ&ベーカリー展)で、日本惣菜協会(ファベックス関西)と全国和菓子協会、全日本パン協同組合連合会(関西デザート・スイーツ&ベーカリー展)が共催。
5年ぶりに開会式が行われ、杉田尚日本食糧新聞社社長が「食品業界は想定外の課題解決に向け、加速度的に変貌を遂げている。本展示会を通じて、明日につながる商談機会を創出し、関連産業の新たな活力を喚起し、活性化につながることを願っている」とあいさつした。
来賓を代表し、相本浩志近畿農政局長が「消費者の豊かな食生活を実現し、地域農林水産業の発展にも貢献する展示会。訪日観光客が増加する中で、来年は関西万博が開催され、インバウンド需要がさらに盛り上がることが期待される。一方、天候不順や農家高齢化など日本の農業は今まで経験したことがない局面にあり、昨年改正した食料・農業・農村基本法を具現化するため、今年度中に同基本計画を策定する。どうか皆さまのご理解、ご協力を賜りたい」とした。
最後に来賓と主催者20人でテープカットを行った。(佐藤路登世)
※日本食糧新聞 電子版速報より転載