日本食糧新聞社主催の惣菜デリカ・弁当・中食・外食に特化した西日本最大級の業務用専門展示会「ファベックス関西2014」と和洋菓子・ベーカリー・カフェ・飲料の専門展「関西デザート・スイーツ・ベーカリー&ドリンク展2014」(協同組合全日本洋菓子工業会共催)が昨年10月8~10日の3日間、インテックス大阪1、2号館で開催された。
出展規模は合計420小間(271社)、2万9062人が来場した。同時開催展や新設展との相乗効果で、さらにパワーアップしたFABEX関西2014の注目企業とその提案内容を紹介する。
福島工業 環境にも優しい「FEクリーン水」などPR
福島工業は強力な殺菌力ながら環境にも優しい「FEクリーン水」や、幅広い温度帯対応でコンパクト設計の「インバーター制御アイランドショーケース」、熱いままの製品を急速冷却するブラストチラー、ソースやスープなどパック済みの食品に使用する冷水チラーを展示・紹介した。
電解次亜水生成装置「FEクリーン水」は野菜や肉、魚、調理器具などを洗い流すことで簡単に除菌が可能。臭いの元となる汚れや雑菌を除去、消臭効果も発揮する。食塩を原料とするため環境にも優しい殺菌水。「インバーター制御アイランドショーケース」は単相100Vで-25~+15度Cの温度帯をカバー。奥行き900mmのコンパクトタイプで、キャスター付きのため汎用性が高い。
松谷化学工業 希少糖の魅力を訴えサンプリングとセミナー
松谷化学工業は、多様な機能性を有する新時代機能性甘味料「希少糖」のうち、「D-プシコース」などを含む機能性バランス甘味料「レアシュガースウィート」と、これを使った食品など、最新情報を紹介するとともに、サンプリングを行った。
ブースでは「希少糖って聞いたことがあるがどんなものか。使い方は」などの質問が多く寄せられた。
9日、プレゼンテーションステージで「話題の希少糖の美味しい活用法」をテーマにセミナーを開催したが、すぐに満席になり、関西食品市場の高い関心がうかがわれた。
松谷化学工業株式会社
〒664-8508 兵庫県伊丹市北伊丹5-3
TEL 072-771-2041
近畿製粉 「オリゾン」など用途別専用小麦粉アピール
近畿製粉は、関西デザート・スイーツ・ベーカリー&ドリンク展に出展した。
今回は特に北海道産小麦の強力粉“ゆめちから”と同産小麦“きたほなみ”をブレンドした製品「オリゾン」や焼き菓子系に適した薄力粉「いざなみ」などを一押し、用途別専用小麦粉を前面にアピールした。
「オリゾン」は、北海道産小麦を100%使用しており、食パンから菓子パンまで使用でき、香り良くもちもち食感に仕上がるのが特徴。また、中華麺や生パスタなど麺用粉としても幅広く使用できるという。
近畿製粉株式会社
〒555-0001 大阪市西淀川区佃4-5-1
TEL 06-6474-5281
東北わくわくマルシェ 東北生産者と関西市場のビジネスマッチング
東北わくわくマルシェ梅田は、東北の生産者・事業者と、外食や中食、小売業など関西マーケットのビジネスマッチングを求めて出展した。
西日本で知名度は低いが優れた東北食材の魅力を伝えるべく積極的に試食を行った。
中でも、岩手で生産される縄文ニンニクを天ぷらに調理し、においが残らず球根から根、葉と丸ごと食べることができるメリットを訴求。コメ主産地だけに、「ほろほろ漬け」や「ぶた味噌」などご飯の友を炊きたての新米とともに提供し好評を得た。
公益社団法人 ソーシャル・サイエンス・ラボ
〒630-8305 奈良市東紀寺町2-10-1
TEL 0742-49-0861
大阪外食産業協会 「儲かりまっせ!繁盛店」アイデアゾーン展開
大阪外食産業協会(ORA)ゾーンは「儲かりまっせ!繁盛店アイテムゾーン」として、17社20小間を展開。目新しい食材・飲料の提案や、外食産業で欠かせない資材・機器を紹介して来場者に注目された。
また、隣接する「FABEX関西主催者特別セミナー」エリアでも連日、ORA理事や常任役員らが各社の戦略を“本音トーク”で解説し、会場を沸かせていた。
大阪外食産業協会
〒556-0012 大阪市浪速区敷津東2-2-8 大阪木津地方卸売市場 南東2階
TEL 06-7668-5575